女神像でございます。 こちらは流血タイプです。 よく超常現象の本などに血を流すマリア像やキリスト像などありますね。 そのようなイメージで描いてみました。 ああいういかがわしい雰囲気をもった写真が好きです。 あまりはっきり写りすぎていると今ひとつピンときません。 ちょっと古めかしかったり、ボケた感じのものに想像力を刺激されます。 ハイパーリアリズムという現代芸術の分野があります。 絵画でしたら、本当に写真そっくりに絵の具などで描くという手法です。 チャッククローズなどが代表的な作家です。 ポップアートで有名なロイリキテンシュタインも 広義では、「マンガに徹底的にそっくりに描く」という意味で 含まれるかもしれません。 その中でゲルハルト リヒターという作家は 好んでボケたりぶれたりした写真としては失敗したようなものを描きます。 ですので私はハイパーリアリズムのなかでは彼が好きです。 なんと単純な理由でしょうか‥。 (2001/6/10) |