店の前に吐かれた酔っ払いの吐瀉物を鼻をしかめながら掃除していると
北風にふかれて何か飛んできました。
「まあ、素敵な帽子。」
その帽子を拾い上げると、中から「にそ君」の頭がでてきました。
「どうしたの。にそ君。」
「クルシミダヨー。飢エノ苦シミダヨーーー」