連想ホラー小説遊戯 私立陵潔学園のその日の朝は早かった。 裏山の野鳥たちがさえずり出す7時ごろには教職員、および生徒会の面々さらにはいつも遅刻してくる不良グループ達までがすでに登校を済ませていた。 生徒会の登校が早いのはいつものことである。 彼らは校内清掃など進んでやっているのだ。 これは副会長、鈴木キャリーの提案である。 教職員たちは臨時会議である。 校長陸田による突然の収集であった。 十数人の不良達は屋上から校門を見つめていた。 今日は彼が帰ってくる。 隣の高校のグループを1人で壊滅させ、停学をくらっていた男。 (停学理由はその大立ち回りのあと蕎麦屋でカツ丼とビールを食い逃げしたことであるが) 我大が帰ってくるのだ。 グチャ 突然嫌な音が響いた。 不良達は、突然屋上から落下したのである。 玄関付近は死体で埋まった。赤い臓腑が石畳に広がる。 それを見て目を丸くしたのは、登校して来た「我大」 笑ったのは生徒会長「仁総」 職員室から微笑んでいるのは 校長「陸田」 彼らは玄関にて対峙した‥ 今まさに流血のときは来た! |