連想ホラー小説遊戯
第3弾「流血学園1999」





私立陵潔学園のその日の朝は早かった。
裏山の野鳥たちがさえずり出す7時ごろには教職員、および生徒会の面々さらにはいつも遅刻してくる不良グループ達までがすでに登校を済ませていた。

生徒会の登校が早いのはいつものことである。
彼らは校内清掃など進んでやっているのだ。
これは副会長、鈴木キャリーの提案である。

教職員たちは臨時会議である。
校長陸田による突然の収集であった。

十数人の不良達は屋上から校門を見つめていた。
今日は彼が帰ってくる。
隣の高校のグループを1人で壊滅させ、停学をくらっていた男。
(停学理由はその大立ち回りのあと蕎麦屋でカツ丼とビールを食い逃げしたことであるが)
我大が帰ってくるのだ。


グチャ

突然嫌な音が響いた。
不良達は、突然屋上から落下したのである。

玄関付近は死体で埋まった。赤い臓腑が石畳に広がる。

それを見て目を丸くしたのは、登校して来た「我大」
笑ったのは生徒会長「仁総」

職員室から微笑んでいるのは
校長「陸田」

彼らは玄関にて対峙した‥

今まさに流血のときは来た!