S.キング的情景描写 : そのときついに‥‥‥
甘美なる効果音 : ジリリリリリリリリ 頭が痛い。 "もう、こんな時間か,,," S.キング的情景描写 : まきはフラフラとしながら起き上がると、けたたましく鳴り響く目覚ましを止めた。 甘美なる効果音 :ザーーーーーーッ "それにしても すごい夢だったわ,,,。" S.キング的情景描写 : つけっぱなしにされたテレビの音を聞きながら、まきはさっきまで見ていた夢を思い返していた。 "ゆうべは ホラー映画を見過ぎたかしら" S.キング的情景描写 : まきは、テレビの前に散乱したビデオカセットをひとつひとつ拾い上げた。 ラベルには 「悪魔のいけにえ」 「キャリー」 「人肉饅頭」 「デビルスピーク」 等と書かれてあった。 "いっきに見たからつかれちゃった" S.キング的情景描写 : ビデオカセットをケースにしまい、リモコンのチャンネルを変えると ちょうどお昼の料理番組が始まったところだった。 "とりあえず、シャワーを浴びてこよっと" S.キング的情景描写 : みつ編をほどき、太陽を浴びて少しだけ茶色がかってみえる 髪の毛をくしゃくしゃとかきながら、まきはバスルームに向かった。 「先生、今日のお料理は何ですか?」 S.キング的情景描写 : テレビでは、アシスタントの女の子が料理人と思われる先生に語りかけている。 「今日は ハンバーグを作ります」 「ハンバーグですか。私大好きなんです」 「それは良かった。今日は特別に美味しいお肉を使って作ろうと思っているんですよ。」 「わぁい。楽しみだなあ。」 S.キング的情景描写 : アシスタントの女の子がそう言ったのとほぼ同時だっただろうか。 彼の左手に握られていた包丁が、彼女の首を切り落とした。 薄れゆく意識の中で生首は思った。 「あぁ...指が...6...本............」 S.キング的情景描写 : 始まりはいつも明るいものとは限らない。 |
このエンディングはなおちゃんにご執筆していただきました。 |
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